新生活を楽しみに、着々と引越しの準備を進めている方も多いのではないでしょうか。
新居での暮らしを気持ちよく始めるためにも、引越しはスムーズに済ませたいですよね。
この記事では、引越し時によくあるトラブルの例と、その対処法について詳しく解説します。
事前に知っておくことで、万が一のトラブルにも落ち着いて対応できます。
引越し時に起こるトラブル事例
引越しでは思わぬトラブルが発生することがあります。
安心して新生活を迎えるため、よくある事例を事前に把握しておきましょう。
1. 引越し業者が予定時刻に来ない
前の作業が長引いたり、交通渋滞などで遅延するケースがあります。
特に「午後便」で発生しやすいトラブルです。
多くの場合、業者から遅延連絡が入りますが、
・大幅遅刻で当日作業不可
・連絡なしの遅延
・遅延による損害発生
などの場合は補償対象となることがあります。
2. 家電や家具を破損された
・冷蔵庫が壊れた
・テレビの画面が映らなくなった
・家具に傷がついた
など、運搬時の不注意で家財が破損するトラブルも発生します。
繁忙期などで経験の浅い作業員が多い時期は注意が必要です。
外傷がない家電は補償されない場合もあり、早めの確認が大切です。
3. 荷物を紛失された
特に海外引越しに多い事例ですが、日本国内でも稀にあります。
・荷物を積み忘れ
・配送中に紛失
・盗難
などが原因として考えられます。
なお「現金・貴金属・通帳」などの貴重品は業者の運搬不可で、紛失しても補償対象外です。必ず自分で管理しましょう。
4. 予期せぬ追加料金の発生
・見積もり後に依頼しなかった業者からダンボール返送料を請求
・当日になって追加料金を告げられる
など、料金トラブルもよくあります。
付帯サービスによっては追加費用が発生するため、契約前に必ず確認しましょう。
引越し時のトラブル対処方法
1. 引越し業者へ問い合わせる
破損・紛失・遅延などは、まず業者の相談窓口へ連絡を。
特に荷物の破損・紛失は「引越しから3カ月以内に連絡」が必要です。
これは「標準引越運送約款 第25条1」で定められています。
2. 公共の専門機関に相談する
業者と話しても解決しない場合は、第三者機関へ相談しましょう。
● 消費生活センター
全国にあり、専門的なアドバイスや斡旋を受けられます。
● 消費者ホットライン「188」
最寄りの相談窓口につながります。場所がわからないときに便利。
● 国民生活センター
消費生活センターが繋がらない場合に対応してくれる場合があります。
休日相談(10:00〜16:00)にも対応。
引越し時のトラブルを避けるための事前対策
1. 複数の引越し業者を比較する
最初から1社に決めず、複数社から見積もりを取りましょう。
・損害保険加入の有無
・作業員の質
・付帯サービスの内容
・見積もりの透明性
これらをチェックし、信頼できる業者を選びましょう。
2. 見積もり時の無料ダンボールは受け取らない
契約前に無料ダンボールを渡されることがありますが、
依頼しない場合に「返送料」を請求されるトラブルも発生しています。
受け取るのは契約確定後がおすすめです。
3. 引越し前後の部屋・荷物の状態確認を徹底
引越し前後に
・床や壁の傷
・家電の状態
・紛失していないか
などチェックし、異常があればすぐ業者に報告します。
4. 引越しのトラブルについて事前に知識を持つ
引越しはトラブルの多い作業です。
事前に事例を知っておくことで、被害を最小限にできます。
万が一発生した場合も、専門機関の利用など適切に対処しましょう。
まとめ
引越しは新生活のスタートとして重要なイベントですが、思わぬトラブルがつきものです。
・業者選び
・見積もり内容の確認
・荷物の状態チェック
など、事前の準備がトラブル防止につながります。
この記事が、安心して新生活を迎えるための手助けになれば幸いです。


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