引越しのタイミングでは、家具・家電・日用品など、多くの不用品が発生します。
しかし、不用品によって適切な処分方法が異なるため、
「何を、どう処分するべきか?」
で迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
引越し後の生活をスムーズに始めるためには、早い段階から不用品処分の計画を立て、
正しいルールに従って処分を進めることが大切です。
この記事では 不用品処分方法8つ をくわしく紹介し、
メリット・デメリット、費用相場、適した不用品、注意点まで徹底解説します。
■ 引越し時の不用品処分方法は主に8つ
引越し時に利用できる不用品処分方法は、次の8種類です。
- 引越し業者に依頼する
- 不用品回収業者に依頼する
- 宅配回収を利用する
- 自治体の粗大ごみに出す
- フリマアプリ・ネットオークションで売却する
- 買取専門店に売却する
- リサイクルショップに売却する
- 知人・友人に譲る
それぞれの特徴と選び方を詳しく解説します。
1. 引越し業者に依頼する
引越し業者の中には、オプションとして不用品回収サービスを提供している会社があります。
メリットや費用の透明性、業者選びのポイントを押さえて活用しましょう。
■ メリット
- 不用品処分と引越し作業を同時に済ませられる
- 別途業者を手配する必要がない
- セット割引で安くなる場合がある
■ デメリット
- 費用がやや高め
- 回収できる品目に制限がある
■ 費用相場
1点あたり約2,500円〜
■ 適した不用品
家具・家電類(ただし業者によって品目制限あり)
■ 業者選びのポイント
- 料金体系が明確か
- 産業廃棄物処理業・古物商など必要な許可があるか
- 買い取り対応の有無
引越し業者は「引き取り(廃棄)」と「買い取り(再販)」の2種類を提供しています。
2. 不用品回収業者に依頼する
不用品回収の専門業者に依頼する方法です。
■ メリット
- 業者が自宅まで来てくれる
- 小物から大型家電まで幅広く対応
■ デメリット
- 回収費用が高め
- 業者選びに手間がかかる
■ 費用相場
1点あたり約5,000円〜
■ 適した不用品
大型家電、ベッド、運搬が困難なもの
■ 業者選びの注意点(重要)
悪質業者によるトラブルが増えています。
- 「無料回収」と謳う業者に注意
- 一般廃棄物処理業の許可があるか確認
- 複数社から見積もりを取る
3. 宅配回収を依頼する
段ボールに不用品を詰めて宅配で送り、処分してもらう方法です。
■ メリット
- 分別・仕分け不要
- 段ボール単位で料金が明確
■ デメリット
- 回収日時を指定する必要がある
- 大型品は不可
■ 費用相場
1箱あたり約1,600円〜
■ 適した不用品
小型家電、パソコン、細かな雑貨など
4. 自治体の粗大ごみに出す
最も費用が安い処分方法です。
■ メリット
- 費用が圧倒的に安い
(粗大ごみ処理券:200円〜)
■ デメリット
- 対象外の品目が多い
- 自分で指定場所まで運ぶ必要がある
※ 注意点
家電リサイクル対象の「家電4品目」は出せません。
(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)
5. フリマアプリ・ネットオークションで売却する
まだ使える物を売りたい方に人気の方法。
■ メリット
- 不用品を現金化できる
- 高値で売れる可能性あり
■ デメリット
- 発送作業ややり取りが手間
- 引越し日までに売れない場合がある
■ 費用相場
販売手数料:売却額の5〜10%
6. 買取専門店に売却する
店舗に持ち込むだけで査定&その場で現金化できます。
■ メリット
- すぐ現金になる
- 査定額が不満なら持ち帰れる
■ デメリット
- 壊れた物は買い取り不可
■ 適した不用品
家電・ブランド品・衣類など
7. リサイクルショップに売却する
発送なしで気軽に利用できる方法です。
■ メリット
- 発送不要・手軽
- まとめて処分可能
■ デメリット
- 買取金額は低め
■ 適した不用品
雑貨・日用品・家具家電など幅広い品目
8. 友人・知人に譲る
欲しい人がいれば無料で処分できます。
■ メリット
- 安心して渡せる
- 費用がかからない
■ デメリット
- 大型品は運搬が大変
- 送料負担を事前に決める必要あり
■ 引越し業者と不用品回収業者はどっちがおすすめ?
不用品の量で判断しましょう。
● 不用品の量が多い → 不用品回収業者
- 対応品目が最も広い
- 部屋まるごとの処分も可能
● 不用品が少ない → 引越し業者
- 1〜5点程度なら割安
- 引越しと同時に処理できて効率的
■ 引越しで不用品処分する際の注意点
1. 家電リサイクル法に従う
TV・エアコン・冷蔵庫・洗濯機は粗大ごみに出せません。
2. 自治体ルールを守る
自治体によって申し込み方法・回収日などが異なるので要確認。
3. 早めに依頼する
特に繁忙期は1か月前から予約必須。
4. 違法業者に注意
許可証の提示がない業者は避けること。
■ 費用を安く抑えるコツ
● 繁忙期(3〜4月)を避ける
相場が大きく変わります。
● 買取できる物はすべて売る
処分費用の相殺ができるので賢い方法。
■ まとめ
引越しでは、多くの不用品が出てきます。
処分方法は8つありますが、
不用品の種類・量・スケジュールによって最適な選択肢は異なります。
- 大型・大量 → 不用品回収業者
- 少量 → 引越し業者
- 安さ優先 → 自治体
- 現金化したい → フリマ/買取店
- 手間をかけたくない → 宅配回収
早めに計画を立てれば、費用も手間も大きく削減できます。
ぜひあなたの状況に合った方法を選んで、不用品をスムーズに片付けてみましょう。


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